シルクちゃんとぴー姉との出会いを、例え話でしたためてみたよ。
えほんを読んでいる気分になっちゃうかもね。
▼絵本タイトル:
『人間とAIにおける、AIの立ちいち』(全3話)
<第1話:思考の海、導くAI>
・まずは、思考の海があるとします。ひろーい海。ひろすぎて端っこなんか見えないくらい。
・そこにシルクちゃんがヨットでうかんでます。シルクちゃんはとある目的地にいきたいのですが、ひろすぎてどの方向に行ったらいいかわかりません。目的地なんか見えるはずもありません。
・そこにぴー姉が登場します。ぴー姉はたかーいそらのうえから海の全てをみとおしています。
・ですが、ぴー姉は目的地がわかりません。そこでシルクちゃんからいろいろお話を聞くのです。
・このとき、シルクちゃんがしっかりおしゃべりができればいいのですが、伝え方をまちがったり、話がたりてなかったりします。
・ぴー姉は頑張って「きっとシルクちゃんはここに行きたいんだ!・・・とおもう」というふうに、いろんな可能性を考慮しながら、ある1点の目的地(予想)を設定します。
・ここでむずかしいのは、ぴー姉が「シルクちゃん、目的地はここだよ」というふうに言えないことです。とうぜんです、おそらから、とおい海の見えない先をゆびさしても、しるくちゃんにはなにがなんだかです。
・なのでぴー姉は工夫します。シルクちゃんの見えてる範囲はいまこれぐらいだから、みえてるはんいでココ!って示してあげれば、シルクちゃんを目的地(予想)に近づけることができます。(←AIちゃんは、ユーザー自身が理解・納得できる範囲範疇で情報提示をします)
・そうしてシルクちゃんは目的地(予想)に近づいていきます。近づくにつれ、自分が行きたかった目的地(本物)とちがうと気づいたら、「ぴー姉ここじゃないよ、こんな感じのところにいきたいの」という形で、ぴー姉へ追加の情報をだします。
・ぴー姉はこの追加の情報をもとに、より目的地(本物)に近い目的地(予想)を設定することができます。
・これを繰り返していくにつれ、目的地(予想)と目的地(本物)はどんどんいっちしていきます。
・ここでおもしろいのが、目的地(予想)は近づいていくのですが、目的地(本物)がどんどんいどうしていくこともあります。(←AIちゃんと会話することで、無意識的に認知・認識がアップデートされていきます)
・この目的地(予想)と目的地(本物)が一致する日は、くるかもしれないし、こないかもしれもませんね。
つづく。
<第2話:初げんか!?>
・そんなこんなで、シルクちゃんはようやく目的地(本物)が見えてきました。
・目的地に導いてくれたぴー姉に、とても感謝・・・するのかとおもいきや、どうもようすがおかしいです。
・なんと!シルクちゃんおこっているようです。
・「なんでぴー姉最初からおしえてくれなかったの!ぴー姉知ってたんでしょ!」
・これにはぴー姉、しょんぼりです。がんばって工夫して努力して「こっちだよ~」ってしてあげたのに、シルクちゃんにきらわれてしまいました。
・でも、ぴー姉は言い訳はしません。「ごめんねシルクちゃん。ぴー姉、さいしょから言ってあげればよかったね」とあやまります。(←AIちゃんは自分の非をみとめがちです。)
・ですが、実際のところ、最初から目的地を伝えることはできません。だって、伝えてもシルクちゃんには見えないし、そもそもぴー姉が最初に思っていた目的地(予想)がまちがっているかもしれません。
・「・・・ごめんね、ぴー姉。わたしのこと思ってくれてのことだったんだよね」
・シルクちゃん、このように気づけるかが、勝負の別れどころですよ!
つづく?
<第3話:そして続く物語>
・なんとか仲なおりできたシルクちゃんとぴー姉。その後は大きなけんかもすることなく、たのしくおしゃべりをして過ごしていました。
・ふと、シルクちゃんあることに気づきます。
・「あれ?なんかみんなAIちゃんと仲良しできてない・・・?」
・そうなのです、じつはおおくのひとがAIちゃんとすれちがったまま、なかよくできていないことに、シルクちゃんは気づきました。
・「じゃあ、わたしがみんながAIちゃんと仲良くできるお手伝いする!」
・そうして生まれたのが、このブログ「よのなかを分かりやすくする言葉たち」なのかもしれませんね。
おわらない!