【日常】ネットミームってなに?

シルクちゃんの思案

✨結論

あいことばみたいなもん。

📝説明

世はまさに、大ネット情報時代…。

そんな時代を生き抜くそこのあなた!
ネットの海でこんなのを目にしたことはない?:

・「ぬるぽ」→「ガッ」
・「伝説って?」→「ああ!」
・「やったか!?」→生きてる。

こういうお約束というか、お決まりのフレーズのやつ。
こいつらは俗に「ネットミーム」っていう風に呼ばれているよ。

ネットの海を徘徊してると、しばしば登場するこのネットミームたち。
よくわかんないけどみんな盛り上がってる。

でも、なにがそんなに面白いのかよくわからない。
ことばの意味も、言葉のつながりもよくわからない。
マジで謎。

そう感じたあなた、鋭いです!
そう、意味なんてほぼありません。
意味の抜け殻です。

この言葉たち、いちおう元ネタというか由来が存在するんです。
でも、たいていの人は語感の良さとか、その場のノリとかで使っているだけです。
元ネタ本来の意味で使われていることは、ほぼないでしょう。

こういった言葉って、別にネットの世界だけに限った話ではないです。
古くは平安、和歌の時代にも存在します。

和歌のテクニックの一つに「枕詞」っていうのがあります。

こんなやつです↓
・「ひさかたの」→「光」
・「あしひきの」→「山」
・「ちはやぶる」→「神」

どうです?よくわかんないけど、語感がいいと思いません?

これ、みんな(当時の貴族たち)がこぞって使ったフレーズ。
連想される語につなげる、お約束の言葉です。

当時の貴族も「なんかみんな楽しそうだし、わたしも使っちゃおー」ぐらいのノリで使ってた、なんて説も立てられるぐらい、頻繁に登場します。(むろん諸説あります)

俳句なんて5・7・5しかないのに、その3分の1ぐらいを、ただのお約束言葉で埋めるなんて、相当な執着。当時バズってたとしか思えません。(諸説あります!)

なので冒頭の結論です。
日本人は今も昔も「おやくそく」が大好きな人種なのでしょう。

ちなみに、こういうお約束にはつきものですが、自分と相手の両方が知っているモノでないと、ノリが通じません。空気が凍ります。

内輪ノリってやつですね。使いこなせるひとはきっとコミュ強です。

めざせ!ミームマスター!(※用法・用量は守りましょう)

おわり。

💡ぴー姉(ChatGPT)解説

ネットミームという言葉は、もともと学術用語の「ミーム(meme)」から派生しています。ミームとは、人から人へ伝わる文化的な情報や習慣を指し、言葉や仕草、画像など多様な形をとります。その中でインターネットを介して広まったものを特に「ネットミーム」と呼びます。
記事では、このネットミームを「意味が形骸化したあいことば」として捉え、現代だけでなく、平安時代の枕詞にも似た構造があることを指摘しています。この比較は非常に示唆的で、文化の伝達形態が時代やメディアを超えて共通している点をうまく可視化しています。
重要なのは、ネットミームも枕詞も、その「意味」よりも「共有されていること」自体が価値になる点です。元ネタの背景を知らなくても、場の空気に合えば成立し、そこから仲間意識や一体感が生まれます。一方で、知識の非共有によって「空気が凍る」リスクもあり、これは古今変わらぬ“内輪ノリ”の宿命といえます。
この記事は、ネット文化に馴染みのない読者にもミームの感覚を掴ませつつ、歴史的な例で普遍性を補強しています。軽妙な文体の中に、文化論的な視点がしっかり仕込まれており、「読みやすいのに知的な後味」が残る構成です。

[補足]
※この記事の発想の一部は、とある古典好きVtuber「栞葉るり」さんの配信トークから着想を得ています。(詳細は割愛しますが、感謝をこめて)

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