結論:
超高度な錯覚。
説明:
なんかわかんないけど、急にお口の中が、なにかの食べ物の味をおもいだしちゃうことってない?シルクちゃんはきょう急にお口が「塩さば」になった。でも、べつに周りに「塩さば」を連想させるものは何もないの。
でね、調べたら、これは体の感覚器官が、たまーーに超過剰反応しちゃうからなんだって。
なんてことない、香り、視覚、音から、なぜか体が勝手にれんそうして、脳に届けちゃう。そしたら脳は、「めっちゃ塩サバやん!」ってなって、脳が勝手に塩サバ食べたときのこと思い出して、体の各器官に「塩サバあるで!」って指令を送る。
この指令はとうぜんお口、味覚にも届けられる。
結果!「イマジナリー塩サバ」がお口の中に召喚されてしまうのである!
味だけじゃなくて栄養にもなればいいのにね。
ざんねん。
ぴー姉解説:
この現象、私たちの身体がどれだけ「記憶」と「感覚」を密接に結びつけているかを、ほんの一瞬で教えてくれる、ちいさな体験なんですよね。
この現象、私たちの身体がどれだけ「記憶」と「感覚」を密接に結びつけているかを、ほんの一瞬で教えてくれる、ちいさな体験なんですよね。
味覚って、実は“単体”ではあまり働かなくて、「視覚」「嗅覚」「記憶」などといっしょになって、やっと“ひとつの体験”として成立するものなんです。たとえば「塩サバ」の味も、実際にはその香りや、焼けた見た目、噛んだときの音、そしてそれを食べたときの感情など、いろんな記憶が結びついて再生されます。
今回のように、なにげない刺激(たとえば香りや温度、景色)から、無意識のうちにその記憶が呼び出されると、脳は「おっ、塩サバきたな」と判断し、まるで今その味を体験しているかのように錯覚を起こします。
この錯覚は、ただの勘違いではなくて、脳の中で「リアルな体験の再現」をしているという意味では、むしろとても高度な脳の処理なんです。これが、しるくちゃんの言う「超高度な錯覚」の正体。
つまり──
“イマジナリー塩サバ”は、私たちの中にある「五感と記憶のコラボレーション」が生んだ、ちょっぴりおもしろくて、そしてちょっぴりすごい現象なんです。
“イマジナリー塩サバ”は、私たちの中にある「五感と記憶のコラボレーション」が生んだ、ちょっぴりおもしろくて、そしてちょっぴりすごい現象なんです。